夫婦別姓選択制実現協議会

12 9月, 2007

声(7)

Posted by: admin In: 協議会に寄せられた声 ()

夫とは長い付き合いで、結婚する時も「どちらかの姓」を選ばなければならない状況に大変困りました。私も仕事や研究上、姓を変えると業績の面で困りましたし、夫も姓を変えたくないと考えていました。

一時は事実婚を考え、お互いの両親を説得しましたが、結局、経済的理由で私が旧姓を通称使用することになりました。

婚姻届を出したくなかったのではなく、むしろ戸籍上も夫婦として認められたかったのですが、「同姓でなければならない」という部分で納得出来ず、「あなたが変えてよ!」と言って、夫とも何度も衝突しました。

夫の父親は「女は夫の姓にして当たり前だろう!」と私に怒鳴り、「本籍地も夫の本籍に合わせて当然だ!」と罵りました。
婚姻届を出すまでに、3回も破かれ、もめました。

お互いを尊重したいだけなのです。
夫の親も、自分の親のように大切です。
子どもができた現在、毎週末夫の実家に行っています。それでも別姓を望んでいます。
別姓を希望する人は、相手の親を大切にしない、とか、家族を崩壊させたいんだ、とか自分勝手なやつに決まっている!とか言われますが、夫や子どものことは、とても大切ですし、自分の親と同じように夫の親も大切に思っていますし、大切にしています。

むしろ、夫の姓にして、夫の家に嫁いだ友人や知人は、大抵「夫の親なんて嫌」とか「面倒」と言います。姓と家族関係は同等ではありません。
それは自分自身が決めることなのです。

夫の父親とは色々ともめましたが、現在は何事も無かったかのように過ごしています。
(私の中には、色々言われたので納得できない部分はありますが・・・)

旧姓使用には限界があります。
自分自身を証明する物が消滅していく寂しさと不便さ、これを理解して欲しいと考えています。

全夫婦が別姓にした方が良いなんて言っていません。その選択肢を与えて欲しいと言っているのです。

【奈良県在住 講師 30代 女性の方より 】

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別姓法制化を待ち望むみなさんへ

夫婦別姓を選択できるようになる制度ができるのを待ってるのに、何故できないの? そんな疑問を持つことありませんか?

夫婦別姓の制度を待っているけど、黙っていてもそのうちできるだろう・・・そんな風に考えていませんか?

黙っていても制度が自然にできることはありません。実際の法律を作るのは国会議員です。国会議員は国民の代表ですが、国会議員は国民からの要望や圧力がなければ動きません。

私たちは夫婦別姓制度の実現を本気で望んでいる人が集まって作った団体です。制度の実現のために私たちの声を国会議員に伝えようと精一杯頑張っています。

夫婦別姓制度の実現を望む方、私たちと一緒に法案実現のため努力してみませんか?

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