夫婦別姓選択制実現協議会

09 6月, 2008

声(14)

Posted by: admin In: 協議会に寄せられた声 ()

現在結婚して2年と少しになります。
結婚の話がまとまるまで5年かかりました。その間に多大なる犠牲も払いました。
結婚する5年前の10月、現在の主人との間に子供が出来ました。当然二人は結婚し、ちゃんと育てたいという気持ちがありましたが、主人は長男、私は女系家族の長女で、両方が跡取りでした。両家の話し合いで、当然どちらがどちらに行くか?ということになりました。しかし、どちらの親も譲ろうとはせず、結局「子供はあきらめろ」と言うことになり、二人は泣く泣く別れさせられました。主人の親も嫁に来てくれたら子供を養子に出すとかそういう話も無く、自分の家のことしか考えていませんでした。私の親というより母が(母も養子取り)私が嫁に出るなら病気になっても病院にも行かないなど脅しまがいのことを言い出す始末。初めての妊娠と両方の親からの自己中心的な言葉、見えない未来への不安から私は精神的にも不安定になり、二人で何とか育てて行くという気持ちが萎えてしまいました。私もあの頃は弱かったのです。精神的にも未熟で、覚悟も足りなかったと悔やむばかりです。
その後、主人の頑張りもあり、何とか結婚まで持ち込みましたが、いったんは私の姓を名乗ることになりましたが、あくまで3年間の期間限定。3年後には主人の姓に戻り、また更に3年後は離婚し、内縁関係という手段をとるかもしれません。決め事などは正式書類を作成して・・・。夫婦別姓が認められれば、このような複雑なこともしなくて済みます。それにあの頃、夫婦別姓という選択肢があれば、皆が違う道を選ぶことが出来たと本当に悔やまれます。大人達の都合で殺してしまった命に、とても申し訳なく思います。
少子化問題だと言われる中で、跡取り問題が原因であきらめなくてはならない命がいくつあることでしょうか。きっと私達だけではないはずです。
夫婦別姓は必要ない人には必要ないものですが、必要な人達にはとても必要なものなのです。ですから、あくまで選択肢を増やし、親のエゴで苦しんでいる人達を助けて欲しいと思います。法律がきちんと整備されていないがために苦しんでいる国民が居ることを議員の方々はもっと考えるべきです。
【30代・主婦・女性】

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別姓法制化を待ち望むみなさんへ

夫婦別姓を選択できるようになる制度ができるのを待ってるのに、何故できないの? そんな疑問を持つことありませんか?

夫婦別姓の制度を待っているけど、黙っていてもそのうちできるだろう・・・そんな風に考えていませんか?

黙っていても制度が自然にできることはありません。実際の法律を作るのは国会議員です。国会議員は国民の代表ですが、国会議員は国民からの要望や圧力がなければ動きません。

私たちは夫婦別姓制度の実現を本気で望んでいる人が集まって作った団体です。制度の実現のために私たちの声を国会議員に伝えようと精一杯頑張っています。

夫婦別姓制度の実現を望む方、私たちと一緒に法案実現のため努力してみませんか?

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