選択的別姓―法制化へと動くときだ
婚姻届を出すには、姓を夫婦どちらかのものにそろえなければならない。いまの民法はそう定めている。
姓を変える妻か夫は、もとの姓で積み重ねてきた仕事の実績や人間関係のリセットを迫られる。特に働く女性には抵抗感を抱く人が少なくあるまい。
現実にほとんどの場合、妻が夫の姓に変える。それがいやで事実婚で通そうとすれば、相続などで不利益をこうむることにもなる。
それ以上に、人格の象徴である名前を強制的に変えることは憲法の「個人の尊重」の原則からも問題だ。 (抜粋)
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